「今日の津高」(令和8年度)

【2年生】「つべつ学Ⅱ」で相生の歴史を学ぶ!地域を五感で知る巡検レポート

 5月28日、本校の2年生が「総合的な探究の時間」の一環として、網走郡津別町相生(あいおい)地区を訪れる巡検(フィールドワーク)を行いました。

 今回のテーマは「地域の歴史について理解を深める」。ただ文献を読むだけでなく、実際に現地に足を運び、地域の方々の想いに触れる貴重な一日となりました。

■ 講師・相生振興公社 取締役総括部長 伊藤 同 様、土田 行子 様による、相生の歴史を紐解く講話
 巡検のスタートは、地域を知り尽くした講師の土田様による講話から始まりました。 かつて林業や鉄道の拠点として栄えた相生地区の歩みについて、当時の貴重なお話を交えながら優しく、熱く語っていただきました。生徒たちは真剣な表情でメモを取り、熱心に耳を傾けていました。

■ なぜここに?廃線の駅舎と車両が残る理由
 講話の後は、現在の「道の駅あいおい」に隣接する旧国鉄相生線の駅舎や車両を見学しました。 1985年に廃線となった相生線ですが、なぜ今もこうして美しい姿で駅舎や車両が残されているのか――。それは、「地域の歴史を後世に伝えたい」「かつての活気を忘れない」という、地域住民の皆さんの深い郷土愛と保全活動があったからです。 生徒たちは、過去の遺産を「地域の資源」としてどう活かすかという、まちづくりの視点を肌で学びました。

■ 名物「クマヤキ」誕生の秘密と、大興奮の製造体験!
 そして、相生といえば今や全国的にも有名な名物「クマヤキ」です。 今回は、この「クマヤキ」がどのような経緯で誕生し、地域の経済や観光を支える存在になったのかという開発秘話も学びました。

 さらに、今回は特別に生徒たちも「クマヤキ」作りを体験! 最初は型に生地を流し込む手つきも恐る恐るでしたが、だんだんとコツを掴み、ふっくらとした可愛い「クマヤキ」が焼き上がると、あちこちから歓声が上がっていました。自分たちで作った出来立ての味を頬張りながら、楽しみながら相生の歴史や文化への理解を深めていきました。

 この巡検で育まれた「3つの力」 今回の探究活動を通じて、生徒たちには確かな成長が見られました。

〇考える力:廃線や名物誕生の背景から、地域の課題と活性化のヒントを論理的に考察しました。
〇コミュニケーション能力:講師の伊藤様や地域の方々との対話を通じて学びを深めました。
〇郷土愛:自分たちが暮らす津別町・相生の魅力を再発見し、地域への誇りと愛着が大きく育まれました。

 改めまして、お忙しい中、本校生徒のために貴重なお話と体験の機会を創出してくださった講師の伊藤様、土田様、そして相生地区の皆様に心より感謝申し上げます。

 本校ではこれからも、地域を舞台にした「生きた学び」を大切にし、社会に貢献できる人材を育ててまいります。今後の探究学習の成果にも、ぜひご期待ください!